トヨタアクアは2011年に発売されて以来コンパクトハイブリットカーの導入モデルとして今でも高い人気を持っています。
しかしアクアも発売から8年近く経過しているので初期モデルはそろそろハイブリットカー特有の故障が出やすい時期になっています。
この記事では信頼性の高いトヨタ製のアクアですが経年劣化などでどうしても故障してしまう部品や、部品交換に多額の費用がかかる場所を紹介しています。
もし【ハイブリッドシステムが故障した】と整備士に言われたら買い替えを考えたほうが良いくらい高い整備代金がかかりますので注意してください!
下取りをディーラーに出して損する前に無料の自動車査定で次の頭金を増やしてからアクアを乗り換えましょう!
アクアの壊れやすい故障箇所
アクアはハイブリッドシステムを搭載したプリウスの小型版のような車です。
使っている部品の大きさなどは違いますが壊れやすい部品は結構類似しているのが特徴ですね。
アクアもハイブリッドカーなので以下の部品が壊れやすく、高額整備費用が発生するので中古を買ったり、ディーラーに出して整備士に言われたら覚悟しましょう。。。!
アクアのハイブリッドシステム故障
ハイブリット車の要であるハイブリッドシステムですが走行距離10万kmを境に経年劣化が元で故障しやすい部品ですね。
ハイブリッドシステムには以下の部品が内蔵されていて、壊れると高額整備が必要になってきてしまいます。
アクアのインバータの故障
インバータとはハイブリッドシステムの要である駆動用モーターの制御を行うための部品です。
普通にアクアを乗っていればそうそう壊れるものではないですが、インバーターの内部はかなり高温になります。
それにより内部の電子部品が時間経過とともに壊れてしまうことがあるんですよね。
インバーターの修理費用は安くても150,000円~とかなり高額な整備費用がかかります。
10万km近く乗った車に150,000円の整備費用はあまりかけたくないものですね。
たとえインバーターを修理しても経年劣化で故障しやすい部品が出やすい時期なのでいっそのこと乗り換えを検討したほうが懸命でしょうね!
アクアの駆動用バッテリーの故障
駆動用バッテリーとは電気の力で車を動かすための電力を貯めておくための場所です。
スマートフォンのバッテリーと同じですね!
バッテリーは使い始めたら後は劣化していくしか道がありません!
使っていくうちに充電がうまく行えなくなってハイブリッドシステムの警告灯ランプが点灯し、車は動かなくなってしまいます。
問題はアクアの駆動用バッテリーの交換費用ですが最低でも300,000円は必要になってきます。
バッテリーは考えている以上に高額部品なのでこの事実を知らないでスマホの電池くらいの感覚でいると痛い目にあいますよ!
とはいえバッテリーの寿命は10万kmくらいからなので警告灯が点灯する前に、アクアを買ってから10年が経ったユーザーや10万kmを迎えそうになったらアクアからの乗り換えを検討したほうが無駄な整備代金を支払わずに済みますよ!
アクアの電動エアコンシステム
アクアのエアコンはハイブリッド用駆動モーターの力を使って動いています。
エンジンだけの車はエンジンの力に頼ってエアコンも動いているのでアイドリングストップ状態だと生ぬるい風が出てきて嫌な思いをしたことはないでしょうか?
アクアはハイブリッド用駆動バッテリーの力を使ってエアコンを動かしているのでエンジン自体が動いていようが止まっていようが関係なく温度調整された風を出してくれるすぐれものです。
しかし駆動バッテリーも経年劣化で部品内部に使われているベアリングやフランジが摩耗すると異音や振動が大きくなり交換が必要になってきてしまいます。
具体的には電動エアコンプレッサーの交換が必要ですが交換費用は150,000円近くかかるのでハイブリッドカーではない車のエアコンが壊れたときよりも高額の整備費用がかかってしまいます!
電動エアコンプレッサーの故障が出やすいのは10万km近く走行した時点なので、故障ではなく経年劣化による消耗部品の交換といったほうがあっているかもしれませんが、どちらにしても高額な整備代金がかかってくるには変わりなんですよね、、、
アクアの標準バッテリー
アクアはハイブリッドカーですが普通の車と同じで12Vのバッテリーも搭載しています。
ハイブリッドカーでもエンジンを始動するときは12Vバッテリーの電力を使わないとエンジンが掛からないので見落としされがちな部品です。
アクアのようなハイブリッドカーに搭載されている12Vバッテリーは通常の車のものよりも若干割高になっていますが『まだ大丈夫!』なんて言いながら5年間バッテリーを交換していないユーザーは即交換しましょう!
12Vバッテリーはなんの前触れもなく突如バッテリー切れを起こしてエンジンがかからなくなることがほとんどです。
自宅の近くや最寄りのディーラーの近くでバッテリー切れを起こしたならいいですが、JAFや保険の付帯のレッカーでも長距離のレッカーサービスはかなり高額の料金を取られるのでバッテリーは5年を目安に交換をしておくことをオススメします!
アクアの故障率は高くない〜その訳とは?
アクアの故障率はかなり低い部類にあって、しかも特定に壊れる部品は経年劣化や消耗品と考えてもいいレベルの部品くらいしか壊れません!
理由はアクアが圧倒的な販売台数を誇っていることです。
多くのアクアが市場に出ればそれだけ故障や改善すべきポイントのデータがディーラーに入りそれをメーカー側が精査して新しいアクアに反映させて生産をしてくれます。
故障が少ない車はすなわち市場にたくさん走っている車っという訳ですね!
例外としてリコールがありますが、リコールも販売台数が多い車ほど発生しやすいです。
これは悪いことではなく良いことなんですよ!?
販売台数が少ない車種は壊れやすいデータなどが実走行から得られにくいので、実は改善しないといけないような故障もそのままになっていることだってあります。
中古アクアは走行距離に注意が必要
中古のアクアを検討しているなら故障リスクが低い走行距離10万km以下のモデルを探しましょう。
走行距離10万kmを超えたアクアはハイブリッドシステム系統の故障リスクが格段に上がります。
たとえ購入時は安くアクアを購入できたとしても、数年も乗らないうちにハイブリッドシステムが故障し買ったときよりも高額な整備代金がかかってくることは目に見えていますからね。
もし低年式車や過走行距離のアクアを低価格でも狙っているなら保証がしっかりしている中古ショップで探していくので後々に損をしないアクアの中古の買い方ですよ!
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