車を乗り換えるとき下取り価格に大きく影響されるのが車の色です。
俗に言うリセールバリューが高い色といいますがそれってどなん色なんでしょうか?
重要なのはその車の色を買いたい人があなた以外にもたくさんいますか?ってことなんです。
そこでこの記事では車の査定時にリセールいい色はどんな色なのか、中古車で選ばれる色はどんな色なのか紹介していきます。
車の査定は人気の色かどうかでリセール価格が変わる
車のリセール価格は年式や走行距離以上に【色】によって価格が大幅に変わるのが常識です。
単純な話あなたの車が中古車で売られたときに自分だったら買いたくなる色ですか?ってことです。
もちろん今乗っている車の色はあなたが好きで買った色でしょうから買いたいと思うと思いますけど、中古車を検討しているたくさんのユーザーから見ると本当にその色は人気の色なのでしょうか?
中古車市場で人気の色というのは限られていて主に以下のような色です。
- パールホワイト系やブラックメタリック系はド定番で誰でも欲しい色
- シルバー系は年配のユーザーから人気が高くどんな車でも買い手市場がある
- その車のデザインや用途にあった色はこだわりのあるユーザーにウケやすい
この他にも基本はノーマルカラーでオリジナルペイントなどは売れないと思っていいでしょうし、控えめな性格の日本人にネオンカラーのような色や超希少カラーなどの無駄に目立ってしまう色も買取価格が上がらない色として考えられますよ。
リアルに買取価格が高い色とその根拠は?
買取現場の最前線では常に市場のトレンドや人気カラーの調査がされています。
- この車はどんな色が人気で年齢はどのくらいのユーザーが多いのか?
- CMで流れている車のイメージカラーは実際の販売人気色として数字を上げているのか?
- 芸能人やインフルエンサー・漫画などで取り上げられて価値が上がりそな色はないか?
。。。などなど、中古車買取相場は常に動いているわけですね!
では実際の買取査定で重要視されているメジャーな項目を紹介していきます。
買取専門店が考えている査定へ影響する項目をチョットだけ覚えておくだけでも次回買う車の色選びの参考になりますからチェックしていきましょう!
誰でも欲しいホワイトとブラック色はいつでも査定額が高い
国産車でホワイト系とブラック系の色で買取人気が低い車種はほぼありません。
日本人の特徴でしょうかね?控えめで人の前に出るようなことが苦手なこの国では、どこにでも乗って行けて下手に目立つことがないこの2色が圧倒的に人気の色となっています。
まぁ誇張して言い過ぎましたが白系と黒系の色は世界中でも定番の色なので、たとえ国内で中古車として売れなくても海外に持っていけば十分販売できる車は山のようにあるのでこれが中古車市場でホワイト系とブラック系が圧倒的に選ばれる理由ですね。
シルバーは一般ユーザーから法人まで買いたい人が多い人気の色
シルバー系の色は軽自動車からセダン、ワンボックスカーまでほぼすべての車種に設定されていますよね?
それだけ需要が高いという証拠です!
とくにシルバー系の色は傷や汚れが目立ちにくく、車の手入れが苦手な人やそこまで車の色に興味がないようなユーザーでも選びやすい色となっています。
シルバー系の色は年式が古くても営業車や社用車として使われることが多いので中古車市場でも人気が高い、リセールバリュー高い色と言えますよ!
CMや有名になっている色はリセールバリューが高い
クラウンやアルファードを思い浮かべたときにどんな色が頭をよぎりましたか?
高級なブラックかパールホワイトじゃなかったですか?
ラパンやコンパクトカーを考えてみてください、、、
ポップなカラーや鮮やかな色が思い浮かんだ人も少なくないですよね?
車にはイメージカラーというものが存在していて、CMや車の持つ印象、街を走っている台数が多い色などいろいろな要素からその車のイメージカラーは頭に刷り込まれているものなんですよね。
これは中古で車を売るときにも関係してきます。
存在はしていますがピンク色のクラウンと、ピンク色のラパンならどっちが高く買い取ってくれるでしょうか?
絶対的な価格はクラウンが高いに決まっていますが、新車価格から見た買取割合を考えれば同じピンクの車でもラパンの方が新車時に比べて値落ちしないで買い取ってくれていることになります。
これが車の持つイメージによる買取価格の差です。
気に入った色を買うことに反対はしませんが、一般的な認識がある色を選ばないと中古車で売るときに同じ車なのに買取価格がぜんぜん違うなんてことは普通にあります。
あなたが乗っている車はどんなイメージを持たれている車なのか?
今から買うならどんな色を選んでおくと将来的に高く売れそうか中古車雑誌などを見て調べておくのも有効な手段ですよ。
手入れに手間のかかる色や原色系の色は買取価格が下がりやすい
ブラックは洗車やボディの手入れが大変でも高級感が高いので高値で売れますが、紫系の色やブラウン系統の色は同じ濃い色でも懸念されやすい色です。
パープル系の色は見た目が黒ほど高級感がなく、どちらかというと若いユーザーに人気の派手めの色ですが黒以上に傷が目立ち洗車の手入れなどはそれ以上にかかります。
したがって中古で売られている紫系の色の車はポリッシャーなどで研磨されていますがもともとの状態はかなり塗装が傷んでいることがほとんどで、中古で売るまでにかなり費用がかけられているので中古車として買う側はあまり高値を付けたがりません。
同様に原色に近い色【赤】【青】【黄色】などもあまり中古車市場から見れば人気の色とは言えません。
原色系の色は塗装の色褪せがしやすく綺麗なままの状態で売ることが難しいのがその理由です。
例外としてフェラーリやポルシェなど特定の高級車のイメージカラーになる色はどんな色でも高価買取対象になるのでどちらかというとその車のイメージカラーとブランド力が関わるので例外になりますね。
発売初期のイメージカラーは数年立つと売りにくくなる
プリウスなどで発売当初にネオンイエローのような色がよく店頭に並んでいるのを見かけたことがありませんか?
新型車を外からでも目立たせるために置いておくにはいい色ですが、実際に買って乗るのはおすすめできない色でしょうね。
乗る人をかなり選ぶことになり、塗装の維持もそれなりに大変なので中古車買取時も人気がない色ですね。
新車時の勢いで出た新色は本当の意味で人気が出て安定する可能性が低いので選ぶときは注意して選ぶようにしましょうね。
買取価格が低い車の効率的な売り方
今乗っている車の色が残念ながら人気のない色だからといって高価買取を諦める必要はありませんよ?
ここまでの買取の話はディーラーなどの下取りの話で、買取専門店なら話は別です。
中古車買取専門店はディーラーでは再販できないような不人気色の車でも高価買取してくれるところがほとんどです。
その理由は販売経路の広さです!
ディーラーは大人の事情で下取りで買い取った車は自社の中古車販売網でしか売ることができないので再販の見込みが薄い車は高価買取できません。
しかし買取専門店は自社販売よりも海外やオークションなどその車が一番高く売れる場所に販売するので高価買取で不人気色を買ったとしても利益が出る仕組みなんですね。
この知識は知ってると知らないでは数十万の差がでることなので実際いに車を買い換えるときには頭の片隅に入れておいてくださいね!